ホーム藤原武男の研究室 > 日本の母親における、虐待の世代間連鎖の媒介要因

お悩み聞かせて下さい(子育て質問箱)

おやこはいま

藤原武男の研究室

日本の母親における、虐待の世代間連鎖の媒介要因

この研究は、被虐待歴がある場合に自分の子どもに虐待をしやすくなるという、虐待の世代間連鎖が、DVやメンタルヘルスを媒介としているかを検証する目的で行われました。調査は母子寮の母親304名とその子ども498名で、被虐待歴、DV、メンタルヘルス(解離、うつ、トラウマ症状)、そして現在の虐待状況について質問紙で調査しました。その結果、DVではなく、メンタルヘルスが被虐待歴と虐待傾向を媒介していることが確認されました。この研究結果から、メンタルヘルスを治療していくことにより、虐待の世代間連鎖を解消することができる可能性が示唆されました。


Fujiwara T, Okuyama M, Mediators of Intergenerational Continuity of Child Maltreatment among Japanese Mothers. Int J Social Science Studies . 2013;1(2):181-189.