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子どもの発達障害を最初に疑ってから専門施設を受診するまでのタイムラグに影響を与える要因

自閉症は早期発見・早期療育がその後の発達に良い影響を与えることが分かっていますが、親(家族)が症状に気が付いてから専門医に診断されるまでには時間がかかります。そのタイムラグの要因を調べるために、専門病院を通院中の自閉症児の家族、約1500名にアンケートを実施しました。その結果、子どもの年齢が低いこと(とくに0歳児)、誰に相談したらいいのか情報がないこと、専門病院以外の施設で経過をみられていること(とくに専門病院への紹介が無いこと)、がタイムラグをより長期化させる要因であることが分かりました。専門病院以外の施設でみられている自閉症を疑われる子どもたちが、速やかに専門病院へ紹介されるような制度を構築することが、早期発見・早期療育に必要と考えられます。


Fujiwara T, Okuyama M, Funahashi K. Factors influencing on the time lag between first parental concern and first visit to child psychiatric services among children with autism spectrum disorders in Japan. Research in Autism Spectrum Disorders (IF2011=2.959). 2011;5(1):584-91.