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県レベルの所得格差、個人レベルの社会経済的地位と出生アウトカムとの関連に関する研究

赤ちゃんが小さく生まれてきたり、予定よりも早く生まれたりすると、大人になってからも病気にかかりやすかったり、発達が遅れたりします。主に海外で行われたこれまでの研究で、貧困地域や失業率の高い地域で低出生体重児や早産児が多いことが知られていました。今回、2001年に日本で生まれた子どもたち約4万人とその家族を対象に行った調査から得られたデータ、および各都道府県の所得格差のデータを用いて解析したところ、貧富の格差が大きい都道府県ほど赤ちゃんの出生体重が低いことが分かりました。さらに、父親の学歴が低いほど、貧富の格差が出生体重により強く影響していることも分かりました。


Fujiwara T, Ito J, Kawachi I. Income inequality, parental socioeconomic status and birth outcomes in Japan. Am J Epidemiol (IF2011=5.216). Apr 10,2013 ; doi: 10.1093/aje/kws355. [Epub ahead of print]