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藤原武男の研究室

父親の育児関与は赤ちゃんの事故を予防するか? 日本における21世紀出生児縦断調査を用いた研究

近年注目される父親の育児。父親が育児に関与することで目や手が増え赤ちゃんの事故は減るでしょうか?それとも不慣れな父親の育児により事故は増えるでしょうか?本研究では、日本において父親の育児関与が赤ちゃんの事故を減らすかどうかを調べました。

その結果、
父親が子育てに積極的な家庭では消極的な家庭よりも「転落」「溺水」「誤飲」「火傷」のいずれかの事故の発生率が9%少ないことがわかりました。中でも父親が赤ちゃんと一緒に散歩している家庭では、発生率が顕著に低く、事故全体で発生率がが24%低いことがわかりました。

この結果から直ちに父親の育児関与が事故を減らすことの因果関係が示されたわけではありませんが、少なくとも父親の育児関与が低い家庭では赤ちゃんの事故を起こしやすいということはいえそうです。


Fujiwara T, Okuyama M, Takahashi K. Paternal involvement in childcare and unintentional injury of young children: a population-based cohort study in Japan. 

Int J Epidemiol(IF2011=2.471). 2010;34:267-74

この論文について

■ 疫学分野では最高峰のInternational Journal of Epidemiology(インパクトファクター:5.845)に掲載されました。

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 上記読売新聞の記事がYahoo!ニュースで取り上げられました。

■ 多数のブログで取り上げていただきました。

■ 2009年12月9日の産経新聞で取り上げられました。
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■ 2009年12月29日の上毛新聞で取り上げられました。
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