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乳児虐待と周産期要因との関連について:低出生体重は虐待のリスクファクターか?

これまでの研究で、低出生体重が虐待のリスクファクターであるかどうかは一定の見解はありませんでした。というのも、低出生体重の場合先天性疾患を合併している場合が多く、それがリスクとなっていただけかもしれないからです。そこで、この論文では、基礎疾患がある児を除いて、低出生体重、早産、週数で調整した出生体重(Zスコア)が虐待のリスクファクターか調べました。

 

その結果、低出生体重や早産ではなく、週数で調整した出生体重が小さい(small for gestational age, SGA)の場合に虐待のリスクが4.5倍となっていることがわかりました。

 

Fujiwara T, Okuyama M, Tsui H, Koenen KC. Perinatal factors associated with infant maltreatment. Clinical Medicine: Pediatrics 2008;1:29-36.

この論文について

■ Libertas AcademicaのオンラインジャーナルであるClinical Medicine: Pediatricsに掲載されました。