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子どもへの奉仕とその義務感がどう親の精神疾患と関連しているのか? アメリカにおける横断研究

これまでの研究で子どもへの奉仕が親の精神疾患(うつ病など)の発症に関連していることが分かっていますが、それは子どもに奉仕しなければならないという義務感が関与している可能性があります。この論文では、子どもに奉仕する行動と義務感とがどのように相互作用して親の精神疾患に関連しているのか、について調べました。

 

その結果、母親では、奉仕の度合いにかかわらず義務感が高いとうつ病との関連が強いことがわかりました。また、父親では、義務感が強い場合に、無償の奉仕と経済的援助を子どもにしていると不安障害との関連が強いことがわかりました。

 

Fujiwara T, Lee C. Association of parental psychiatric morbidity with their altruistic behaviors and sense of obligation to children in the United States. Clinical Medicine: Psychiatry 2008;1:25-35.

この論文について

■ Libertas AcademicaのオンラインジャーナルであるClinical Medicine: Psychiatryに掲載されました。