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日本における代理によるミュンヒハウゼン症候群の特徴に関する研究

代理によるミュンヒハウゼン症候群(Munchausen Syndrome by Proxy, MSBP)は、病院にいかないと起こり得ない虐待です。ならば、だれでもどんな病院でも受診できる医療システムをもつ日本では、ファミリードクター制の欧米とは異なるMSBPの特徴があるかもしれません。この論文では、日本における代理によるミュンヒハウゼン症候群21例の特徴について詳細に分析しました。

 

その結果、欧米のそれと異なり、日本のMSBP加害者は医療関係者は皆無で、受診した病院の医師から様々な医学的情報を得て、それによりMSBPを行っていることが考えられました。一方で、性や年齢、特徴、症状などは欧米のMSBPと同様でした。

 

Fujiwara T, Okuyama M, Kasahara M, Nakamura A. Characteristics of hospital-based Munchausen Syndrome by Proxy in Japan. Child Abuse Negl 2008;32:503-9.

この論文について

■ 国際子ども虐待ネグレクト防止学会が発行するChild Abuse & Neglect(インパクトファクター:2.000)に掲載されました。