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【New!】なぜ赤ちゃんを揺さぶってしまうのか (2012年10月30日)

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最近、講演会などで「乳幼児揺さぶられ症候群」についてお話しする機会が多いのですが、よく聞かれるのが「なぜ赤ちゃんを揺さぶってしまうのでしょうか?」という質問です。かわいい赤ちゃんをなぜ揺さぶってしまうのか。よく泣くからといって、揺さぶるまではいかないのでは、と思う方が多いようです。

 

いろんな事例や現場の話を聞いていると、育児環境のストレスが相当高まっている親の傍でずっと泣いている、とくに何をやっても泣き止まない、といったときにキレてしまうことが多いようです。

 

例えば、遊びたい盛りの若いお母さんが、仕事をやめて家庭に入った場合ですと「自分のやりたいことが犠牲になっている」と思ってしまうようです。でも赤ちゃんはかわいい―自分を犠牲にしてもいいと思えるほどの存在です。なんでもしてあげたい。そして実際になんでもしてあげている。しかし、それでも泣きやまない。それを責められているように感じる。そんな心理が見え隠れしているように思います。

 

また、これは実証されているわけではないですが、小さな物をうまくコントロールできないとイライラしますよね。例えばリモコンがうまく動作しなかったり、携帯がいきなり通じなくなったり。そんなとき、人間はどうするでしょうか。多くの方は振ったり叩いたり投げたりすると思います。これらと全く同じではないと思いますが、小さな赤ちゃんが泣いて泣いて、泣き止ませたいと思っているのにコントロールできないときに、同じような行動をとってしまうのではないかと、私は考えています。

 

ともあれ、泣きすぎて死んでしまうことはありませんが、泣かれて揺さぶられた場合には死んでしまうかもしれません。泣かれても、必要なこと(ミルクやおむつ交換など)をしていれば自分が悪いわけではないのですから、まずはその場を離れて自分をリラックスさせることが大事です。また、日本には「泣く子は育つ」という素晴らしいことわざがありますので、周りの方も「泣く子」を、そして「その親も」、温かい目で見守っていただければと思います。

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