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日本の子どもの3割が「孤独」を感じています (2010年01月13日)

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社会のいろんな問題は、たいてい弱い立場の人を圧迫することで表面化すると思います。その一つが、子どもです。

2007年にユニセフ・イノチェンティ研究所が行ったOECD加盟国の「子どもの幸福度調査」によれば、日本の子どもは約30%が「孤独を感じる」と答えていたそうです。ちなみにカナダは約8%、オランダにいたっては約3%と、日本の子どもの「不幸さ」が顕著に現れる結果となりました。

この調査は、15歳の子どもを対象に行っており、まさに次の世代が何を感じ、何を考えているのかを示す重要な調査といえます。つまり、日本の今の15歳たちは、90年代以降の、周りにたくさんヒトやモノがあふれている社会を過ごしてきたにも関わらず、誰ともつながっていなかった、といえなくもないのです。

社会とのつながり、たとえばソーシャルキャピタルが健康と関係していることは様々な研究が証明しています。日本の長寿の原因すら、高いソーシャルキャピタルの影響と考えられています。しかし、そのような人間的なつながりが子ども時代から低くなってしまった今の日本。何がいけないかといえばたくさんでてくるのでしょうが、少なくとも、親子という一番強いつながりだけは大事にしたいと思っています。
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