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おやこはいま

藤原武男の研究室

子育て質問箱

【4歳・熱中症】 夏休み、家族で沖縄旅行を計画しています。ギラギラの太陽の下、海水浴や観光で歩き回るので4歳の子どもの熱中症のことが心配です。どういったことに注意したらいいでしょうか?

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 沖縄旅行、楽しみですね。でも熱中症のことは忘れないでください。

私たちの体は、体温が36度台に保たれるように、様々な調整を行っています。汗をかくのはその調整の一つです。ところが気温が上がっているのにこの調整がうまく出来なくなり、そのせいで体調不良が起こる場合があります。この状態を総称して熱中症と呼びます。熱中症では、脱水になっていたり、血液中のナトリウムなど電解質の値が異常だったりします。

 

成人の体の約60%が水分です。この水分の割合は赤ちゃんに近いほど高く、新生児期は約75%もあります。小さい子ほど水分の絶対量は少ないので、汗をかいて水分が失われるとその影響は大人よりも強く出ます。

 

小さい子の熱中症の症状としては、唇が乾燥している、顔色が悪くなる、しゃがみ込む、元気がなくなる、足がつる(筋肉の痙攣)といったものの他、重症になると意識を失う、痙攣(けいれん)をおこす場合もあります。症状が軽く自分で水分を飲めるならスポーツドリンクなどを飲み涼しいところで休めば大丈夫ですが、自分で水分が飲めないような場合はすぐに病院へ行きましょう。意識を失っているような場合は救急車を呼んでください。受診までの間、わきの下や足の付け根などを冷たいもので冷やすのは効果があります。

 

予防としては小まめに水分を飲むことです。子どもは夢中になって遊ぶので、大人が適宜声をかけて休ませ、水分を飲ませることが重要です。無理のないスケジュールで旅行を楽しんでくださいね。


(回答/小児科医 伊藤淳)